ミャンマー 朝霧のインレー湖 30号変形

ミャンマー 朝霧のインレー湖

高原にあるインレー湖には浮き草で出来た島が浮かび、人々はその上に菜園を作っている。足は船だ。いつも通り夜明け前に起きてボートに乗り、朝日に間に合うよ少し急ぐ。朝霧が川面を覆い、冷やりとして気持ちいい運河を渡って湖に出た頃には空は白み始め、ボートのエンジン音に驚いたのか白鷺の大群が大空に舞い立った。一瞬の出来事だったが幻想的で、しばらく脳裏から離れない美しさだった。


太陽・月・自然を描く洋画家 三谷祐資