ビザンチンの光
エジプトからイスラエルまで旧約新約聖書の舞台になった地を取材した帰路、イスタンブールに立ち寄った。
30年前に初めて行った時はリュック姿でアテネから電車に1日半揺られ、ビュッフェが無いので食料まで持ち、12両だった車両が途中東欧諸国に別れ別れになり、コンスタンチノープル(イスタンブール)に着く頃には2両と、随分田舎町に行くのだと思った。 着いてみると町には人々が溢れ、昔、文明の十字路であった町を彷彿とさせた。30年ぶりの町は現代的にはなったが、そのままのモスクやミナレット(尖塔)としてコーランの響き、その時のままであった。懐かしい町である。
朝日の方角には日本があり、「東方の光」であることを願って描いた。
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