ユーラシア大陸を描いた100メートルの超大作の中で、天から降ってきたようなインスピレーションで太陽に出逢い25年を越え描き続けておりますが、太陽を描く以前は宇宙の絵を、宇宙を作るように描いておりました。
最近、世の中の照明がLEDに変わり、ある時天井の円形のシーリングライトを見ていると、30年前の夢宇宙が蘇り、そこに新しい色彩の小宇宙が浮かんできました。熱を持たない省エネルギーのLEDという画期的な発展により、光と色彩を融合させた新しい表現が出来るようになったのです。LEDの発達と共に新しい素材を得て、ふつふつとイメージが湧き、アートの夢宇宙を改めて作りだそうと思い、太陽の絵と共に描き始める事となりました。
宇宙はビッグバーンによって創られたと言います。それも、けし粒より小さな物質から今の無限宇宙が創られたとすると、私達の生命の根源はそこから生まれたとも言えます。その時生まれた光エネルギーが私達の生命を形作るエネルギーになったと思うのです。
今、地球上で様々な大問題があり、中々解決されず、もっとコスモグローバルに考える必要に迫られています。光は時空を越え、私達に恵みをもたらします。小生も今、絵具を光に変えて、この見えないエネルギーを見える様に描こうと努めている最中です。広い宇宙、同じ世界があるかもしれません。
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