虹光ヒマラヤの朝 30号変形

虹光ヒマラヤの朝

ヒマラヤの山々が見える景色は真に美しい。それは人間が近づけないゆえ、崇高にも美しいのかもしれない。
千転万化する景色は寝る間も惜しい。夜は夜で満天の星にうっすら見える山々、眠りについている姿、朝は日の出前、薄明かりの山々が高い順に8000メートル、7000メートルと色付き始め、斜めより射す光がプリズムのように谷をも染め無限に彩虹する。光と闇との狭間で千転万化する大自然の美しさは、生きている事を実感させてくれる。


太陽・月・自然を描く洋画家 三谷祐資