アフリカ 朝の大地 30号変形

アフリカ 朝の大地

アフリカのサバンナには低木が少ない。恐竜のような家が我が物顔に歩き、ことごとく食べてしまうので自然形態も荒れてしまう。日本の自然観とは全く違う事に驚かされる。動物が主で人間のほうが檻の中に入っているような、動物園の逆である。檻の中に入ってしまうとそれはそれで人間も落ち着き、互いに観察しているような妙な親近感が沸き、動物も動物で結構考えているかどうかはわからないが、生活に忙しい時のようで、見ていても飽きない。
何よりも赤い大地が印象的で、日本で見る象はグレーだが赤い大地に寝転ぶ像は赤く、朝日に照らされ益々赤くなる。毎日の様に野生になった気分で、こんな草原を眺めていたいものだとつくづく思う。
赤い大地の情熱大陸だ。


太陽・月・自然を描く洋画家 三谷祐資